2021年10月12日
湘南サニーサイドマリーナ株式会社
代表取締役 ■■■■殿
横須賀市議会議員 小林伸行
今般、私が6月に配布したチラシに貴殿の顔写真と氏名が掲載された週刊誌『FRIDAY』の誌面を転載しました。また、『FRIDAY』の誌面がモノクロであったため、「せっかくカラー刷りのチラシを配布するのだから」と考え、同じ写真のカラー版も併せてチラシに入れました。
このチラシ配布に対して、貴殿より8月17日付の抗議文を受け取りました。この中では、「私の容姿が公衆の前にさらされることとなったが、この写真は無断で掲載されたものであり、肖像権や人格権の侵害につながるものである。」との主張が為されていました。
この主張に対して、私は当初、以下のように考えていました。
- 既に『FRIDAY』に掲載済みの写真と同じ写真のカラー版であり、追加的な暴露とはならないと考えて作成したものだ。
- 私のチラシの主眼は公職者の説明責任の追及であり、たまたま『FRIDAY』記事に■■氏の顔写真と氏名も載っているものの、黒塗りなどして加工するよりも記事をそのまま転載したほうが良いと考えて作成したものだ。
- 数々の違法行為に手を染めた会社の代表者が、その違法行為に関連した記事を『FRIDAY』に報じられたことは自業自得だ。
しかしその後、同僚議員との議論の中で以下の点に気付き、反省致しました。
- そもそも今般のチラシの主眼は公職者の説明責任の追及だったのであるから、私人に関する情報は不必要であった。
- 私は形式的には市議会議員という権力者側にいる人間であり、実際には大した影響力がないことに日々落胆しているとはいえ、私人に影響を及ぼしかねない行為については謙抑的であるべきだった。
- いかに法令違反を重ねる企業の代表者であるとはいえ、その顔写真と氏名を伏せずにチラシ配布をすることで、結果的に私刑と同様の効果を生む恐れに想像力を働かせるべきだった。
- これらの観点から、いかに『FRIDAY』に掲載済みだとはいえ、追加したカラー写真については他の私人と同様に■■氏部分もモザイク処理を施すべきだった。また、『FRIDAY』記事中の顔写真と氏名についても、黒塗りにして伏せるべきだった。
以上のとおり私にも非があったことを認め、謝罪致します。申し訳ありませんでした。
※以上の謝罪文については月初に用意してありましたが、横須賀市政治倫理審査会の結果が載る横須賀市報10月11日と、それを受けて10月12日に私が送った郵便が届く日数を考え、ホームページへの投稿を遅らせたことをご理解ください。あと、お名前はここでは伏せておきましたので。