https://www.youtube.com/watch?v=Ygtmbwj0sV4




日本人は、「愚民化教育」を受けているので、よのなかの仕組みを知らされていない。



経済もちゃんと教わっていないけれど、とりわけ政治のことを知らない。だから、お買物と一緒だと思っている。私も、30歳位までそう思っていた。恥ずかしい。



私たちは、日本という国に住まわせてもらっている気でいる。生まれたら、たまたま日本に住んでいて、借家人みたいな気でいる。稼いで、税金を家賃代わりに払えば、それで住み続けられると思っている。



でも、本当はそうじゃない。私たちは借家人じゃなく大家さんなのだ。日本という国の主人なのだ。「民主主義」とか授業で習ったけど、アタマでわかってもココロで分かっていない。総理大臣や市長が偉いんじゃない。私たちがご主人様で、彼らを雇っているのだ。



政治はお買物と違う。お買物なら、お金さえ払えば、お客さま扱いされる。でも、政治は生協の共同購入みたいな仕組みなのだ。私たちは、お客さんであると同時に、お店のオーナーでもある。



本当は、私たちがこの国をどう経営するか責任を負っている。みんなで議論して経営しなきゃいけない。だから、本当はみんなが選挙に出るべきだ。でも、みんな忙しい。そこで、自分の代わりに「あんたを信じて任せるから、頼むよ」と人を送り込んだ。だから彼らを「代議士」と呼ぶ。



私は昔、国会議員秘書をしていたからわかるけれど、国会議員なんて割に合わない。出費が多いので、収入から経費を差し引いたら全然残らない。副収入がある代議士は別として、普通なら民間で働いたほうがよっぽどマシだ。しかもプライベートもない。



だから、選挙に立候補する人はボランティアみたいなものだ。よく「なぜこんなのばっかり立候補するのか?もっとマシな候補者はいないのか?」と文句を言う人がいる。「じゃあ、自分が立候補してみろ」という話だ。文句ばかり言うな。ただ、気持ちはわかる。私だって他の仕事があるし、今は立候補なんてできない。



そんな中、私たちのために、お金と時間を使って、顔をさらして立候補してくれた人たちがいる。ありがたい話じゃないか。私たちは、紙キレ一枚で、選ぶことができる。一万円札を出すこともなく、お買物みたいにカンタンに未来を選択できる。戦国時代みたいに血を流すこともなく、天下国家を動かすことができる。



彼らのおかげだ。ありがとう。



私たちは、立候補した人に感謝しよう。



そして、投票に行こう。

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